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人生反面教師
人の振り見て我が振り直そう

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販売文句は信じて良いか

新聞広告で「低分子コラーゲン」がどうのと云う化粧液(?)を見たかみさんが、「買ってもいい?」とて当該広告を見せて来た。
「使用者」と称する人物の使用前使用後の写真が複数載って居たが、何れも恐ろしい変貌振りを見せて居た。何しろ五十代の皺くちゃババアが二~三十代のツルンとした貌に変わって居るのだから、そりゃかみさんも欲しがる筈だ。値段がまた一万なんぼもする高級品である。
高度な画像処理技術や特殊メイクに就いての知識は持ち合わせないので、写真が加工されたものなのかどうか識る術は無いが、兎も角此の化合物自体何なのかを調べてからの話だ。

「買っていいか」とせがむ妻を落ち着かせ、「低分子コラーゲン」なる物が如何なる物なのかをネットで検索してみたら、「酵素分解して分子量を少なくしたコラーゲン」と云う事らしい。分子量を少なくして吸収率を上げたと云うんだろう。
で、それを皮膚に塗れば皮膚から吸収されるのかと云うと、どうもそれは無い様だ。
コラーゲンは蛋白質の一種である。詰り他の生物の体内で合成された蛋白質だ。と云う事は、其の蛋白質には其の生物の遺伝情報が入って居ると云う事で、夫れが其の儘体内に吸収されるのは臓器移植と同じ事になってしまうんだそうな。人間同士でも他人の遺伝情報が書かれた細胞を移植されれば拒絶反応を起こす。況してや牛や豚の遺伝情報が入って来たらどうなるか推して知るべしだ。
だから蛋白質は腸内で一度アミノ酸の形に分解されてから吸収されるので、皮膚からの吸収は有得ないのだそうだ。

では経口摂取でならコラーゲンを効率的に補充出来るのかと云うと、それも駄目らしい。
前述した様に、コラーゲンは一度体内で複数のアミノ酸の「部品」の形に分解されるが、バラバラの部品の状態では、他の蛋白質が体内で同じ様にバラバラの部品になった状態と変わりない。要は、コラーゲンを構成するアミノ酸の部品は、他の蛋白質をバラバラにして得られるアミノ酸からも得られると云う事だ。
コラーゲンを分解して得られたアミノ酸の部品から、特にコラーゲンだけが再合成される必然性は勿論無い。
然も、コラーゲンと云うのはアミノ酸バランスとしては頗る偏っていて、栄養価も高くないばかりか、そんな部品(アミノ酸)しか持たない食品を特段摂取する意義は低いと云う。

(結論)
幾ら分子の単位を小さくして吸収を良くしようとも、そんな物を食ってもしょうがない。
皮膚に塗れば皮膚表面に留まったコラーゲンが保湿作用を齎すらしいが、それは飽く迄皮膚表面での事であり、分子量が高かろうが低かろうが皮膚に吸収されないんだから結局同じだ。



それで思い出したが、ゲルマニウム商品でも似た様なケースがある。
結局何だ、あれは血行を良くするとかしないとか?
ゲルマニウムが皮膚から吸収されて血行を良くすると云う様な謳い文句が有るらしいが、こいつも皮膚からは吸収されない様だし、吸収されたとしたら逆に恐ろしい代物らしい。

ゲルマニウムには有機ゲルマニウムと無機ゲルマニウムが有り、人体に用いられるのは有機ゲルマニウムだけである。無機ゲルマニウムは毒性が有って、体内に入れば生死に関わる。有機ゲルマニウムの一部は肝炎治療等に用いられるらしいが、それも副作用を覚悟しなければならない。有機ゲルマニウムの経口摂取で死亡したケースも有ると云うから、下手な物を買って呑まぬ方が良い。

それと、ゲルマニウムは32℃以上になると最外殻電子の一つが「マイナス電子」となって飛び出し、それが人間の生体電流に干渉して治療効果を齎す・・・と云う宣伝文句も有るらしい。ゲルマニウムの人体への治療効果は科学的に証明されていないらしいが、そうした効果が有ると発見したんなら、学会へ発表したらどうなのか。「マイナス電子」の意味が解らんが。

ゲルマニウムの性質がどうだか知らんから、32℃で電子が一つばっかり飛び出すのかどうか知らんが、身に着けている物から電子が体に移動して来る現象てえのは、所謂静電気と言うやつではなかろうか。ゲルマニウムから移動して来た電子は人体に帯電し、その人が鉄や何かに触るとバチッと放電して終わりだったりして。

ボブソンの女性用(流石に対象とする客層を選んでいる)パンツで、「生地にゲルマニウムが練りこんであります」がウリの商品が有ったが、遉がにボブソンも慎重だったのは、其の効能をパンツに明示しなかった事だ。商品に付いていた紙をよく読むと、
「生地に練りこんでありますから、洗濯しようが何しようが半永久的に効果が持続します」
と云う様な事しか書いてなかった。
ゲルマニウムに何の効果があるか知らないけれど、効果があるとすれば半永久的にあるんでしょっ、多分・・・・と云った意味合いであったのだろう。

(結論)
治療効果が科学的に証明されていないから、ヤケクソでかドサクサに紛れてか、ゲルマニウムをラッキーアイテムとして販売している所もあるが、そういう意味合いで買うなら諦めも付くと云うものか。



「電磁波」を英語で何と言うのだろう?
と思ってネットで検索(辞書で調べろよ)していたら、「電磁波サボテン」という代物が引っかかった。
「電磁波を吸収するサボテン」らしく、「パソコンの横に置いて下さいね」等と優しい言葉が添えられてあったが、怪しさプンプンなので、更にネットで調べてみた。

「電磁波は回折を起こすので、サボテンを置いてもサボテンを回り込み、電磁波は四方八方から来てしまう」
と云う意見があった。
「回折」とは、水でも何でもそうだが、波の性質を持つものが起こす現象で、波が小さな穴を通過したり、小さな障害物にぶつかった時に、更に広がって進む現象を言う。
確かにパソコンの周囲には小さな凹凸が無数に有ろうから、PCから出た電磁波は空間に拡散していくに相違ない。更に壁からの反射も考える必要がある。
そしてウィキペディアに拠れば、
「電磁波サボテンなるものが有るが、科学的根拠はもとより、其の根拠となった論文も存在しない」
んだそうだが、電磁波サボテンの紹介サイトでは、
「NASAがこの説を唱え出した」
「電磁波を軽減する事が確認されています
とかいった文句が使われている。

一番気になるのは、どの周波数の電磁波を吸収するのか?という事だ。
何でもかんでも電磁波を吸収してしまう筈は無い。電磁波なら何でもかんでも吸収してしまうのであれば、サボテン自体が緑色に見えるワケがない。
光も電磁波だ。物というものは大概、特定の波長の光を選択吸収・反射(又は再放出)している。サボテンが緑に見えるのは、緑色のスペクトル以外の波長の光を吸収して、緑色に見える波長の光を反射しているからだ。
また、レントゲン等のX線でサボテン内部を透かし見る事も不可能となる。全波長の電磁波を吸収してしまうのだったら、X線も吸収してしまうからだ。
全ての波長の光を吸収するサボテンは、「2001年宇宙の旅」に出て来るモノリスの様に見えるだろう。

オール家電が浸透して来た昨今、IH調理器具の発する電磁波を遮蔽しようと「電磁波エプロン」なるものが出回っているという。
「電磁波99%カット」
等と云う宣伝文句しか書いていない悪意満々の商品も有るらしいが、多少良心的な商品には「10~1000MHzに対応」等と、対応周波数が書いてあるのもあるそうだ。
本当にその周波数に対応するのか、またその周波数で本当にIH調理器具に対応出来るのか、エプロンで回折の問題はクリア出来るのか・・・と云った懸案は扨措き、エプロンにも対応周波数の記載がある事からも分かる様に、周波数に應じた遮蔽物が必要なのだ。
白は光を反射するから、真夏に被る帽子は白が良い・・・というが、白のTシャツを着ていてもレントゲンは撮れるんだから、X線の様な光は透過するワケで、白の布が全ての光を反射するわけではない。

サボテンには水が含まれているから、電子レンジの様な周波数の電磁波は或る程度吸収するだろうが、PC等の出す周波数に対応するんだろうか。

(結論)
全ての元素は特定の電磁波を選択吸収・再放出する。分子でもそうだ。水の分子や二酸化炭素は赤外線を吸収する。オゾンは紫外線を吸収する。窒素分子・酸素分子等はX線やガンマ線を吸収する。しかしサボテンだけが全ての電磁波を吸収するワケは無い。
挙句の果てに電磁波サボテンを「風水・電磁波サボテン」等と風水にかこつけて売っている商品があるが、こうなるとギャグだ。




宣伝文句に騙されるで思い出したが、何処のメーカーだったか、タイヤメーカーで、「雪国の」だったか、「東北の」だったか、
「雪国(東北?)の○○%以上のドライバーが此のブランドのタイヤを選んでいます」
みたいな宣伝文句のスタッドレスタイヤのCMを流していた所が有った。
まあ此の場合、「騙される」と言うと語弊が有るが、尠くとも「物は言い様」と云うやつなんじゃないのかと疑ってみる。

ソコソコの街に棲んでいる人間がああいうCMを見ると、
「へぇ~、雪国の人がわざわざあのブランドのタイヤを選ぶんじゃ、よっぽど性能がいいタイヤなんだろう」
と思うだろう。
これは無意識に自分が住んでいる環境を基準にして考えるからだ。タイヤ専門店は数多く、其の他にもオート○ックス等のカー用品店でもスタッドレスは買えるのだから、タイヤブランドのみならず、購入店の選択肢も多いものと無意識に思ってしまう。

私はよく高速道路ではなく、会津西街道、詰り「下」を通って東北に行く事が有るが、栃木県の県境から会津若松市の手前辺り迄の間の町並みの寂しい事と云ったら無い。
そう云う場所では人口密度も低いから、小売のチェーン店等怕くて出店出来ないのだろう。行けども行けども、カー用品店はおろか、コンビニに行き当たる事すら至難だ。
そうした地域でよく見掛けるのが、何十年もののガソリンスタンドで、申し訳程度にタイヤを陳列、販売している風景だ。ガソリンスタンドのそんな販売スペースでは、扱っているタイヤメーカーの種類等、そんなに置けよう筈が無い。否、置いたって地域人口の絶対数が尠いのだから在庫が余ってしまうだろう。

田舎と云うのは近所付き合いが喧しいから、恐らく買う方も「付き合い」でそうしたガソリンスタンドで買うに違い無い。街にわざわざ買いに行くったって、何十キロもの道程を雪道をおして買いに行くよりは近場で調達してしまった方が手っ取り早い。必然、特定のメーカーのタイヤばかりが売れる事になってしまうものと推測出来る。
東北は広い。東北全体でそう云う過疎地域はどれ程有ろう。それらが皆同じ様な販売方法を採っていたとしたら、東北全体でのスタッドレスのメーカー別売上グラフは、かなり偏ったものになってしまうのではなかろうか。

(結論)
雪国の何十%の人が同じタイヤメーカーのスタッドレスを履くのは、買いたくて買っているんじゃなく、選択肢が尠いからではないのか。
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  1. 2009/02/19(木) 17:26:21|
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