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人生反面教師
人の振り見て我が振り直そう

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例の本屋

以前紹介した勘違い古本屋に行ったら、今度は兎か何かの着ぐるみを着て作業をしてるバイトが居た。
セール中だからなんだろうが、着ぐるみを着たからセールが盛り上がるとの判断は余りにも短絡的だ。
そんな扮装をして黙々と商品を陳列する姿は、薄ら寒いものでしかない。
ミーティングと称して楽しそうに相談する彼等の様子が眼に浮かぶ。
如何にも真面目人間の考えそうな事だ。
一見「常識破りで自由な発想」に思える(尠くとも青写真の段階ではそう思えたんだろう)んだろうが、実に企業的束縛の感じられる発想だ。
思い切って斬新な事がやれない悲しさ。

更に彼等の御馴染みの「コメント末尾の復唱」。
「只今何々が幾ら幾らポッキリで~す!」
「ポッキリポッキリィ~!!」
その方が客が安いと感じるとでも思うのだろうか?
「只今何々がどうこうで~す。どうぞ御利用下さいませ~!」
「下さいませ~!!」
何で其処だけ復唱する?
「騒げば盛り上がる」これは確かだろうが、併しこの場合盛り上がってんのはあんたらだけだ。客が一緒に盛り上がると思う神経が信じられん。
「あんたらが盛り上がる」のと「客の購買意識が盛り上がる」のとは全く別の問題だ。客の立場になって考えろと教わらなかったか?

「先ず自分達が盛り上がらないと、御客さんに伝わんないでしょ」
等と云う理屈でやってるのかも知れんが、例えばそう、「ライブで盛り上がろうとして会場に入る客と、客を盛り上げようとするミュージシャン」或いは、「祭りの神輿で騒ぐ客と祭りの主催者」の様な関係になぞらえて考えてやしまいか。だとしたら、そういう状況とは事前の諸条件も客の目的もまるで違う事を考慮しているのだろうか。

祭りもライブも主催者側は事前に大々的に宣伝しているし、何より客は「愉しもう、騒ごう」と云う気概で以って会場に足を運ぶのだ。
本屋に来る客は普通「探して、買おう」というのが目的だが、古本屋に「愉しむぞ!騒ぐぞ!」等と云う動機で足を向ける奴がどの程度居るだろうか。
ゆっくり本を探そうとして来ている客に「盛り上がりを伝えた」ところでどうなるというのか。それで「買おう」という気にさせるつもりなのか。第一、商品は「本」なのだ。これは興奮したからといって買う気になるものではない。

こういう事は本部にやらされてんのなら解るが、あれは多分彼等が自分達(大抵店長の一存に反対意見が出ずに決定されてるだけだが)なりに考えてやってる事だろう。
またそれを見て、企業の幹部連中が喜ぶ。そして店長は「努力賞」か何かを貰うんだろう。如何にも「やり手の女店長」風を吹かせそうなのが店長だったが。
幹部連中というのはオヤジだ。随ってオヤジが喜ぶ発想なんだから、店内の殆どを占める若い客が喜ばなきゃならん謂われは無い。
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  1. 2007/05/20(日) 01:05:50|
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